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肺ガン

肺ガン:症状と兆候、リスク因子、予防について

安静時の成人の呼吸数は1分間に12~20回で、これを1日に換算すると、少なくとも1万7千280回呼吸をしていることになります。また、これを1日に身体に出入りする空気の量(換気量)に換算すると、約1万1リットルになります。これらの莫大な数値から、心身を健康に維持する上で、肺の健康がいかに大切かお分かりいただけるのではないでしょうか。

しかし肺の健康は、ウィルス性気管支炎、細菌性気管支炎、肺炎、結核、肺塞栓症(血栓)、ガンなど、様々な原因により阻害されることがあります。今回はこれらの中でも、特に肺ガンに焦点を当ててお伝えします。

肺ガンは米国における死因の第1位であり、この疾患による年間総死者数は大腸ガン、前立腺ガン、卵巣ガン、乳ガンの合計死亡者数を上回ります。世界保健機関(WHO)の発表によると、肺ガンは2012年の部位別ガン罹患数の上位5位に入っており、同年度の肺ガンによる死者数は約159万人に及んでいます。

肺ガンの発生率は男性で13人に1人、女性では16人に1人です。そして喫煙者は非喫煙者と比較して、喫煙本数や喫煙期間に応じて肺ガンの発症リスクが著しく高まります。しかし、喫煙歴のある人でも、禁煙により発症リスクを大幅に低下できるので諦めないことが大切です。

なお喫煙者は、気道の内壁を覆う繊毛と呼ばれる器官が損傷されるため、気管支炎や肺炎などの肺感染症の発症リスクも上昇します。二次喫煙(受動喫煙)も、習慣的な喫煙と同程度のリスクを伴います。そして三次喫煙(残留受動喫煙)と呼ばれる衣服、車や家の中などに付着したタバコの煙に含まれる有害物質に晒されることも、致命的な疾患の発症に繋がることがあります。

症状と兆候

新たにガンを発症する人のうち、肺ガン患者は約13パーセントを占めています。肺ガンの初期段階では目立った症状や兆候はあまり見られませんが、症状が進行するにつれ、これらが顕著になります。特に、思い当たる理由がないにも関わらず次の症状が見られる場合には、かかり付けの医師に相談することが大切です。

  • 長引く咳
  • 慢性の咳(喫煙などによる)
  • 血痰(たとえ少量でも)
  • 息切れ、胸部(心臓など)の痛み
  • 喘鳴、嗄声(声がれ)
  • 骨の痛み
  • 意図しない体重減少

リスク因子:

喫煙の他に、肺ガンの発症リスクを上昇させるリスク因子は次の通りです。

  • 二次喫煙(受動喫煙)
  • ラドンガス暴露:次の地図で、自分が居住する地域のラドン濃度を確認してみましょう。リスクは、室内の空気、土壌、水質などに潜んでいることもあります。ラドンは気付かないうちにオフィスや自宅に溜まっていることもあるので、ラドン濃度測定器を使って濃度を確かめてみても良いでしょう。ホームセンターなどで購入できる簡易測定器もあり、これは機器を室内に一定期間置いた後、検査会社に送付してデータを測定してもらうシステムになっています。なお、たとえ測定結果が思わしくなかったとしても、ラドン濃度を軽減する方法があることを覚えておきましょう。

情報元:http://www.fixradon.com/maps/pages/D_01_world_radon_by_country.htm

  • 石綿(アスベスト)や化学物質:石綿、ヒ素、クロム、ニッケルなどに晒される可能性がある職場の作業環境がリスク因子になることがあります。なお、これらの物質は衣服に付着することがあるため、小まめに洗濯をすることが大切です。また喫煙者は、これらのリスク因子による肺ガンの発症リスクが更に高まります。
  • 肺ガンの家族歴:血縁者に非喫煙者の肺ガン発症者がいる場合には、肺ガンのリスク因子や身体に現れる症状に特に注意しましょう。

予防のためにできること

現在喫煙している人は、禁煙することが何よりも大切です。しかし、たとえすぐに禁煙に成功しなかったとしても、実行できることは他にもたくさんあります。

たとえばセロトニン、ドーパミン、γ-アミノ酪酸(GABA)、グルタミン酸、ノルアドレナリン、アドレナリンなどの神経伝達物質の検査を受け、これらの分泌量の増減を知ることは禁煙を成功に導くのに役立ちます。

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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