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ニキビ

ニキビとは、皮膚が炎症を起こしている状態のことです。ニキビは身体の毛包部(毛の根元にある袋状の部分)に発生し、通常、額、鼻、あご、首、腕、胴体などの箇所に見られます。また、ニキビには3つの種類があり、これらは、尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)、集簇性座瘡(しゅうぞくせいざそう)、酒土性座瘡(しゅさせいざそう)と呼ばれています。 身体全体を包んでいる皮膚(肌)は人体最大の器官であり、常に潤いが保たれている必要があります。皮膚は特殊な構造を有しており、必要なものを吸収する一方で、老廃物の排泄を行っています。   ニキビの発症に関係する身体の働きは次の通りです。 • 皮膚は、肌の奥にある皮脂腺から皮脂と呼ばれる油状の液体を分泌する:皮脂は、肌の潤いを保つのに重要な役割を果たす • 皮膚の表面には、プロピオニバクテリウム・アクネス(アクネ菌)と呼ばれる細菌が存在する:この細菌は、毛の育成を促す働きをし、皮脂を栄養源とする • 男性ホルモンのテストステロンが、身体に変化を及ぼす(たとえば、男女ともに思春期に入ると、ホルモンバランスに変化が見られるようになり、思春期ニキビの増加に繋がる。また、この変化は育毛およびケラチン生成を促す。皮膚の角質であるケラチンは足の裏や手のひらに多く存在しており、毛穴が塞がる原因となることがある) • 毛穴が詰まると、炎症が発生する:炎症を抑えるため、白血球の一部がアクネ菌に対抗する動きを始める • 塞がった毛包の奥に浸透することにより、白血球が毛包壁を破壊する • 毛穴が塞がれると酸素が供給されず、細菌が増殖する絶好の場所となり慢性疾患の進行に繋がる • ニキビができやすい人は、体内のテストステロンが問題ではなく、真の要因は「5αリダクターゼ」(5α還元酵素酵素)と呼ばれる酵素の増加の可能性がある(この酵素は、テストステロンをより強力な形に変換し、育毛と皮脂の分泌を促す)   次に、ニキビの原因について考えてみましょう。様々な要因がニキビの発生に関係しています。ニキビができやすい人とできにくい人がいたり、また、同じニキビでも、膿疱(のうほう)・嚢胞(のうほう)・結節など、様々な形状があるのもこのためです。ニキビがまったく発生しない人はいませんが、発生しやすいのは11歳から30歳までの期間で、特に思春期や10代後半の人の85%にニキビが発生しています。 「酒土性座瘡」は特殊なニキビであり、中年の人を中心に、場合によっては初老の人に発生することもあります。また、酒土性座瘡は、通常のニキビとは異なる要因によって発生するとする説もあります。なお、ホルモンレベルが異なるため、乳幼児や高齢者に酒土性座瘡が見られることはあまりありません。   その他のニキビ発生要因: • 遺伝:家族の誰かにニキビがある場合には、家族の他の人にもニキビが発生する可能性がある • ホルモン:男女ともに思春期と更年期にはホルモン環境が変化するため、ホルモンバランスを維持する必要がある。思春期の男性ホルモンの急激な増加は、皮脂の分泌と育毛の促進に繋がり、毛穴を塞ぐ可能性が高まる • ストレス:ストレスはホルモンの分泌に影響を及ぼし、ニキビの発生に繋がる可能性がある • 皮脂:一部の人は皮脂が分泌されやすい体質であり、ニキビを発症しやすい • 刺激:様々なものが、顔の皮膚に刺激を与える。顔の皮膚を掻いたり、触ったりすることが、皮膚の炎症を引き起こす要因となり、ニキビの発症リスクを高める • ステロイドの使用:ステロイドの使用はホルモンレベルを変動させるため、ニキビを増殖させる  • 毒素の蓄積:私たちが日々晒される毒素の量は増加傾向にあり、そのうちの化学物質の一部は、肌の健康に悪影響を及ぼす可能性がある • 糖分と加工食品を多く含む食生活は、ニキビの原因となる細菌その他の微生物と戦う免疫機能を低下させる可能性がある(また、英語の表現には、「あなたが食べたものがあなた自身」というものがあるが、文字通り、身体は摂取した食物を燃料として機能することも覚えておくようにする)   今日でも、研究者は、皮膚の分泌過程が齟齬をきたす理由を突き止めようと研究を続けています。また、これまではニキビの発症原因として、顔面の皮膚の汚れ、チョコレートや揚げ物などの摂取が挙げられてきました。しかし、実は、これらがニキビの発症に関係しているという証拠はほとんどないのです。ただし、不健康な食生活がニキビの原因となる可能性があることは覚えておいてください。 ストレスもニキビの発症に深く関係しています。私たちが日常生活でストレスを感じると、それが身体および精神に現れます。私たちのホルモンは精神による直接的影響を受けており、精神はホルモンによる直接的影響を受けているという相互関係が存在するのです。 ストレスの多い生活を送っていると、ホルモンがその影響を受けて皮脂の分泌とケラチンの生成が過剰になり、それがニキビの発生に繋がることがあります。そして、ニキビができることにより感じる精神的なストレスが、その症状をさらに悪化させる可能性もあります。また、ストレスにより免疫機能が低下して身体の健康を損なうと、肌トラブルの発生リスクが上昇します。いずれにせよ、ストレスを感じているときには、肌の健康にも十分注意してください。 今日までに、完全なニキビの治療法はまだ見つかっていません。しかし、ニキビができたときの対処方法や予防方法には様々なものがあります。そのうち、主な治療方法は経口治療と局所治療となります。また、処方薬をお望みの方は、医師の診断を受けた上で、抗生物質を処方してもらうと良いでしょう。さらに、その他の方法として、市販薬、鍼治療、アーユルヴェーダ、自然療法などもあります。これら全てが、ニキビの予防にも役立ちます。   ニキビ予防は、基本的な洗顔から始まります。正しい洗顔をするには、次の点に注意してください。 • 洗いすぎない:洗顔は朝晩の2回のみで十分 • 洗顔時に石鹸を使用しない:ニキビや吹き出物の原因となる成分を含まない製品を使用して、化粧品や肌の汚れを優しく洗い流す • 肌に柔らかいタオルを優しく押すようにして顔を拭く:顔面の皮膚を刺激してしまうので、ゴシゴシと擦らないようにする   また、場合によっては、クリーム状やジェル状のニキビ局所薬を塗る方法も考えられます。局所用に使用されている成分には、過酸化ベンゾイルやトレチノイン(レチンA)が含まれます。また、ニキビ治療に使われる処方薬の中には、最近になってその副作用が問題視され始めているものもあります。処方薬をご使用の前には、副作用がないか、よく確認するようにしてください。 ニキビの内的な発生要因を防ぐには、大腸の健康維持が大切だとも言われています。毒素が溜まり、排出が不十分になると、大腸が飽和状態になり、ニキビの発生に繋がるためです。その場合、腸内洗浄が必要になる可能性があります。1日2~3回の排便がないと腸内の毒素が再吸収され、不要な物質の蓄積を増加させます。そして、便に含まれるホルモンや有害な水分なども再び体内に吸収され、便が堅くなり排泄が難しくなります。   まとめ 皮膚の炎症性疾患であるニキビは、多くの人を悩ませています。ニキビの発生には様々な要因があります。また、最近の研究結果によると、ストレスが健康全体に多大な悪影響を及ぼすことも報告されています。これらの要因を低減するには様々な方法がありますが、具体的な予防法や治療計画を立てる際には、医療専門家に相談してください。

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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