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記憶、嗅覚、健康に良い亜鉛

初診の患者さんの場合、私は必ず爪の状態を確認します。白い斑点または線が入っている爪は、大抵亜鉛不足から来ています。また、このような患者さんの上腕裏側(三頭筋部分)は、ざらついていたり、たくさんのブツブツが見られる場合が多くあります。これは亜鉛不足のために、健康に欠かせない栄養素であるオメガ3(魚油や種子油に含まれています)を身体が適切に代謝できていないためであると見られています。

亜鉛は大切なミネラルであり、身体の健康維持に必要な200以上におよぶ酵素の活性化に関わっています。さらに病気の予防、記憶力の維持、皮膚の健康維持、嗅覚機能の維持にも関与しています。嗅覚の衰えは、鼻炎、鼻づまり、鼻腔組織の損傷から引き起こされる場合もありますが、長期に渡る亜鉛不足から生じる場合もあります。嗅覚の衰えは、記憶力の低下につながるリスクが高いと認識されているため、おろそかにすることはできません。嗅覚を失う事は、健康の阻害、寿命を縮める兆候であると確証されています。これは過剰な喫煙やアルコール摂取によって、悪化していくので気を付けましょう。

その他、亜鉛不足の兆候として下痢、皮膚の発疹、にきび、アレルギー、脱毛などが見られ、また前立腺にも障害を引き起こします。アレルギーの一種である花粉症はヒスタミンの過剰放出により発生しますが、これも亜鉛不足がひとつの要因です。また、腸管の病気であるリーキーガット症候群との関連性も示されています。腸管には栄養を吸収し、身体をサポートする機能と、病原体(悪玉バクテリア、寄生虫、毒素、アレルゲン)が血液などの循環系に入り込むのを防ぐ機能という、2つの主機能を持っています。リーキーガット症候群は、この主機能を妨げるため、他の病気や不快感を併発します。このように亜鉛は身体全体の健康に必要な栄養素なのです。

これはつい最近の話ですが、私は下痢に悩む患者さんを診察しました。この方がやがて風邪をひき、友達から風邪対策として勧められた亜鉛を摂取したところ、下痢が治まりました。風邪が治って亜鉛の摂取を止めたところ、再び下痢症状に見舞われ、亜鉛を再び取り始めると下痢症状が治まったのです。

亜鉛の効果は風邪や下痢予防だけにとどまりません。男女共にテストステロン代謝の制御に必要であり、抜け毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の過剰分泌を防ぎます。さらに肌の健康やホルモンの代謝に必要不可欠なミネラルでもあるので、吹き出物予防としても役立ちます。思春期にホルモンのバランスが崩れると、にきびができやすくなり、時として成人になっても続くため、私は患者さんに皮膚健康の観点から亜鉛を摂ることを勧めています。皆さんも私たちの健康を支えている亜鉛のレベルチェックを、こまめに行いましょう。憶測するよりも、検査してしっかりと亜鉛レベルを把握する方が賢明です。

クリス・D・メレティス博士 著

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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