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骨粗しょう症予防に有効なビタミンDとE、その他の栄養素

ビタミンDが骨の健康に欠かせないビタミンであることは広く知られていますが、このほどビタミンEが中国人女性の骨の健康促進に貢献するという研究結果がイギリスの栄養学専門誌『British Journal of Nutrition』(以下BJN)2016年1月号で発表されました。

骨粗しょう症の発症について、臨床実験で以下のことが判っています。

  • 男性よりも女性のほうが発症率が高い
  • 年齢とともに、発症リスクが高まる
  • 人種間で比較すると、アジア人と白人に発症リスクが高い
  • 家族に骨粗しょう症患者を持つ人に発症リスクが高い
  • 男女を問わず小柄な体型の人に発症率が高い

アメリカでは、50歳以上世代の55%が何らかの骨粗しょう症の症状を抱えていると推定されていますが、これは臨床の現場で実際に私が目にしてきた症例数と比例しています。

冒頭で触れた『BJN』の記事では、40歳から75歳の年齢層の中国人3203人を対象とした研究結果が報告されています。この研究は、採血でビタミンEの濃度を調べ、腰椎(背骨の腰の部分)、骨盤左側、大腿骨頸(太ももの付け根)などの骨密度との関連性を調査したものです。

この結果、中国人女性の骨密度は、ビタミンEが豊富な食生活によって高くなることが判りました。ビタミンE摂取量が最も多かった女性は、その他の女性と比較して、腰椎は2.5%、骨盤は3.06%、大腿骨頸は3.54%高い数値を示したのです。また、血中のビタミンE濃度が最も高かった女性は、最も低かった女性に比べ、各部位の骨密度がそれぞれ1.24%~4.83%高いという結果が出ました。一方、男性にはこの傾向は見られませんでした。

私は各患者さんに最適な骨粗しょう症の予防・治療計画を指導する際に、このような研究結果を参考にしています。ちなみに、骨粗しょう症の予防には、ビタミンEの血中濃度を高める以外にも、禁煙、ウォーキング・ジョギング・ダンスなどの負荷のある運動、カルシウム・マグネシウム・リンなどのミネラルの摂取が有効です。また、骨粗しょう症が疑われる人は、1年に1度検査を受けて、血中のビタミンD濃度を調べるべきです。私は当院の患者さんに、一般に適正とされるビタミンD濃度の範囲の、中ほどまたはそれ以上の数値を維持するようお勧めしています。

 

著者:クリス・メレティス博士

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  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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