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ビタミンD不足が糖尿病の発症に関連している可能性

2013年2月に報告された前向き研究※によると、ビタミンD不足は、糖尿病の発症と糖尿病予備軍とも呼ばれる糖代謝異常を促す独立した危険因子である可能性があるそうです。ちなみにアメリカ国民健康栄養調査の統計では、成人アメリカ人の35.3パーセント(7,330万人)が糖代謝異常もしくは糖尿病を患っています。 この研究は、40~70歳代の糖尿病ではない成人11万7960人を対象にしており、この内正常な血糖値を持つ8万3526人のグループと、血糖値が境界域に入っている3万4434人のグループに分類して、2年間の追跡調査を行いました。そしてそれぞれのビタミンD(25血清ヒドロキシビタミンD)の血中濃度を測り、糖代謝異常および糖尿病の発症との関連性について調査しました。 調査開始前に血糖値が正常であったグループの内、10.3%の人が研究期間中に糖代謝異常を発症し、1.8%の人が糖尿病を発症したそうです。この研究の結果、糖代謝異常および糖尿病の発症とビタミンDの血中濃度は反比例の関係にあることが分かりました。つまり、ビタミンDの血中濃度が高くなると、糖尿病および糖代謝異常の発症リスクが減少したというわけです。 さらに詳しく説明すると、ビタミンDレベルが75 nmol/L 以上の被験者に比べ、25 nmol/L 以下の被験者の方が、正常な血糖値から糖代謝異常に進展する確率が13%高かったということです。 同様に、ビタミンDレベルが75 nmol/L 以上の被験者に比べ、25 nmol/L 以下の被験者の方が、正常な血糖値から糖尿病に進展するリスクが77%も高いという結果が出たそうです。また、ビタミンDレベルが25 nmol/L以下の被験者は、75 nmol/L 以上の被験者に比べ、糖代謝異常から糖尿病に進展するリスクが43%高いことも示されました。 この結果を受け研究者グループは、「ビタミンD不足は、糖代謝異常と糖尿病の発症を促す独立した危険因子と見受けられる」と結論付けています。 ※ 前向き研究とは、健康な人の生活習慣などを「前向き」つまり「未来」に向かって追跡調査を行い、後に発症する疾病を調べる研究のことを言います。 文献: Tsur A, et al. Diabetes Care. 2013 Feb 7. [印刷物に先駆けたオンライン出版]

高脂肪食に誘発されるコレステロールは運動で抑制可能

2013年1月に発表された最新の研究報告によると、高脂肪の食事を取りながらも、有酸素運動を行っていれば、LDL(低比重リポたんぱく)と呼ばれる悪玉コレステロールと総コレステロール値の増加を防ぐ効果があるとわかりました。悪玉コレステロール値の高いアメリカ人はおよそ7,100万人にも上ります。しかしそれに対処している人の割合は、3人中わずか1人です。コレステロール値の高い人は正常値の人より、心臓疾患を引き起こすリスクが2倍高くなります。 この研究報告は、14人の肥満成人を対象に行われた14日間の臨床試験を基に書かれています。平均年齢24.8歳の被験者たちは、高飽和脂肪食を食べるだけのグループと、高飽和脂肪食を摂取して運動をするグループとに分類され、両グループとも、合計脂肪摂取量は変えずに飽和脂肪酸の1日平均摂取量を通常の31グラムから52グラムに増やした食生活を2週間続けました。 運動を行うグループは、エアロバイクを漕ぐセッションに合計11回参加。1回当たりのセッションは55分、最大酸素摂取量(VO2ピーク)の60%に相当する運動強度で行われました。そして試験開始前と試験終了後に、被験者各々のインスリン抵抗性、身体組成、血中脂質、安静時の血圧、VO2ピークを測定しています。 その結果、高脂質食を食べるだけのグループの総コレステロールは平均147 mg/dlから161mg/dlへと増加し、悪玉コレステロール量は71 mg/dlから82 mg/dlに増えましたが、運動を行ったグループの総コレステロールと悪玉コレステロールの数値は変わっていないことが判明しました。さらに運動を行ったグループの収縮期血圧は低下し、VO2ピークが増加したとも指摘しています。一方、体重、身体組成、遊離脂肪酸の組成および濃度、またはインスリン抵抗性に関しては、両方のグループとも変化が見受けられなかったようです。 研究グループは、「高脂質食に誘発される総コレステロールと悪玉コレステロールの増加を避けるには有酸素運動が効果的で、同時に心肺機能を高めるメリットもついてくる」と結論付けています。 文献: Ortega JF, et al. Appl Physiol Nutr Metab 2013、1:42-8

骨の健康にビタミンK

高齢者200人を対象とした最近の研究から明らかになったことをご紹介します。 研究結果によると、ビタミンKを多く摂取している人ほど、骨密度が高いことが分かったそうです。ビタミンKは、主に野菜に多く含まれています。また、人体内の腸内細菌によって生成される種類のビタミンKもあります。しかし、ここで問題なのは、新鮮な野菜と果物を十分に食べているアメリカ人は全体の僅か11%に過ぎないという点です。さらに、臨床に従事している私の約20年間にわたる経験から言うと、塩素消毒された水の飲用や、医療および食物の摂取を通じた抗生物質の蓄積のために、私たちの腸は十分にビタミンKを生成していないのです。 ビタミンKにはK1(フィロキノン)とK2(メナキノン)の2種類があります。ビタミンK1は、レタス、ブロッコリー、ほうれん草などの緑色野菜に含まれています。典型的なアメリカ人の食生活において、ビタミンK1は、ビタミンK摂取量全体の90%を占めています。ビタミンK2は、ビタミンK摂取量の残りの10%であり、主に人体内の善玉菌によって作り出されています。 まとめ: 以前にも伝えしましたが、野菜を摂取するのはとても大切なことです。野菜には、食物繊維、抗酸化物質、植物栄養素が含まれており、身体に栄養を与えます。また、野菜は骨の健康にもよいことが分かっています。通常、良質なマルチビタミン剤には適量のビタミンKが含まれています。そして、長期にわたり健かな生活を送りたいなら、善玉菌を毎日摂取することをお考えになるようお勧めします。(注意:血液希釈剤クマジン(ワルファリン)を服用されている方や、凝固障害をお持ちの方は、ビタミンKの摂取を開始する前に、必ずかかりつけの医師に相談してください。)

10代のニキビ

10代は、様々な体験をする機会に恵まれ、視野が広がりはじめる時期です。しかし同時に、ニキビや吹き出物に悩み始める時期でもあります。今回は、10代の皆さんのニキビ予防に役立つ3つの情報をお届けします。 •爪に白い斑点や横筋が現れている場合には、亜鉛が不足している可能性があります。亜鉛は免疫機能を正常に保つのに必要なミネラルです。また、ニキビの発症に関わるホルモンを処理する働きもあります。ちょうど木の年輪が過去の生育状態を示すのと同じように、私たちの爪は、過去12週間の栄養と健康の状態を示しています。 •身体に現れる変化で注目すべき2つ目の点としては、二の腕の裏などに発生する、ニキビではない突起状のブツブツです。小さい鳥肌が立っている状態が続いているようにも見えるかもしれません。これは、魚類やナッツ類に含まれる良質の油が不足している徴候です。私の患者さんの多くは、魚油やアマニ油を摂取することにより、この症状を解消しています。 •最後の注意点は、十分な量の野菜と果物を食べ、肉類を食べ過ぎないよう気を付けることです。魚類は食べて構いません。そして、消化器官内の毒素を排除するため、1日2~3回、食事に食物繊維を十分に取り入れるようにしてください。 ニキビ撃退法として私がお勧めするのは、亜鉛と、魚油またはアマニ油を摂取し、水分補給のために水をたくさん飲み、毎日5~7種類の新鮮な野菜や果物を食べることです。そして、肌を乾燥させるような洗顔料やその他のスキンケア製品は使用しないでください。また、ニキビが発生している間は、身体を浄化するような食生活を心がける必要があります。肌が脂っぽいと感じる場合には、洗顔料は使わずに1日3度温かい水で顔を洗ってください。局所用ニキビ薬により肌が乾燥している場合には、リバウンド・ニキビと言って、症状がさらに悪化する恐れがありますので、更に肌を乾燥させるような製品の使用は避けましょう。

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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