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線維筋痛症

起床時に身体に痛みやこわばりを感じる、ある筋肉部位を押さえると遠隔部にまで痛みを感じることがある、疲れているのになかなか寝付けない、朦朧感を感じる、抑うつ状態にある・・・。このような症状を抱えながらの生活は、想像しただけでも大変かもしれません。

しかし線維筋痛症の患者には、重篤度には個人差こそあれ、これらの症状と共に毎日を過ごしている人が多く存在しているのが現実なのです。

線維筋痛症とは

線維筋痛症は全身に疼痛が生じる慢性疾患です。ちなみに欧米では、厳密には疾患(disease)ではなく症候群(syndrome)に分類されており、英語表記では「Fibromyalgia Syndrome」(線維筋痛症候群)と記されることもあります。線維筋痛症を発症すると、筋肉などの軟部組織に痛みが生じ、後述する症状が見られることがあります。しかし、これらの症状の一部が見られるからといって、必ずしも線維筋痛症になっている訳ではないことも覚えておきましょう。大切なのは、健康状態を正しく診断できる経験豊富な医師を訪れ、正確な診断を受けることです。

線維筋痛症の症状:

  • エネルギー不足、倦怠感
  • 慢性的な筋肉の痛み、こわばり、痙攣
  • 不眠(疲れているにも関わらず、よく眠れない状態)
  • 長時間に渡って座位や仰臥位(仰向け)を継続した際の身体のこわばり
  • (精神の明晰度、記憶力、回想力などの)思考力の低下
  • (腹部の不快感を伴う)過敏性腸症候群
  • 顎関節症、顔面(特にこめかみの部分)の痛み
  • 不安感、抑うつ状態
  • (顔部、腕部、脚部のうち、1箇所以上の部位の)痺れ
  • 尿意切迫感、頻尿
  • (過剰な運動後の)筋肉の痛み
  • 運動負荷(耐性)の低下
  • (下図に示される圧痛点を圧迫した際に感じる)痛み

画像:www.fibromyalgia-fitness.com

線維筋痛症の検査

健康状態が気になる時には、まず何よりも身体検査や血液検査などの各種検査を受け、正しい診断を受けることが大切です。検査には様々な種類がありますが、特に次の検査を受けることをお勧めします。

1.)    全血球計算(CBC):免疫機能の状態を確かめ、貧血や感染症などの診断に使用される
2.)    生化学検査:血中の電解質やタンパク濃度などを検査し、腎臓や肝臓などの機能の診断に使用される
3.)    甲状腺検査:甲状腺刺激ホルモン(TSH)、遊離トリヨードサイロニン(FT3)、遊離サイロキシン(FT4)、リバーストリヨードサイロニン(rT3)、甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPO抗体)の血中濃度を調べる
4.)    血中鉄濃度(フェリチンの検査を含む)
5.)    血中ビタミンD濃度(低濃度の場合には、筋肉に痛みが生じることがある)
6.)    血中ビタミンB12濃度
7.)    慢性疲労症候群の検査:サイトメガロウイルス(CMV)、エプスタイン・バール・ウイルス(EBウィルス)、ヘルペスウイルス6型への感染の有無
8.)    睡眠時無呼吸症候群の検査(就寝時に酸素が十分に身体に取り入れていることを確かめる)

なお、これらの検査は受けておくべき基本的なものですが、病歴、家族歴、職業、個人要因、そして身体検査の結果により検査を受ける運びになる場合もあります。

サプリメントと治療法

線維筋痛症の症状の緩和方法には、イブプロフェンや抗うつ剤の服用から、その他の薬物療法など様々なものがあります。また、簡単に実行できる自然療法を取り入れても良いでしょう。自然療法により線維筋痛症の症状が緩和され、長期間に渡って失われていた健康を取り戻せるようになります。

しかし何よりも大切なのは、医師に相談し、上述の検査などを受けた上で正確な診断を得ることです。そして、線維筋痛症を発症していると分かった場合には、医師に次の内容について相談してみましょう。

1.)    ミトコンドリア:ミトコンドリアは身体の細胞内に存在し、身体を適切に機能させるためのエネルギーを作り出す働きがあります。ミトコンドリアの働きを促進するには、コエンザイムQ10、カルニチン、マグネシウムの摂取が欠かせません。
2.)    筋肉のこわばり:適切な水分補給と、血中カリウム、マグネシウム濃度を適正範囲に維持することが大切です。水分を十分に摂取し、筋肉痛に繋がる乳酸などの物質を排出するように心掛けましょう。
3.)    エプソムソルト入浴:エプソムソルトを入れて入浴すると、身体の痛みが緩和されます。
4.)    炎症の抑制:抗炎症作用があるボスウェリアやウコンなどの漢方薬は症状を緩和し、細胞を健康に維持するのにも役立ちます。

まとめ:

健康状態が気になる時には、かかりつけの医師を訪れ、健康診断や各種検査を受けることが大切です。また食生活では適切な栄養素を取り入れる、緑色や赤色の野菜や果物を積極的に摂取する、赤身の肉や加工食品の摂取を控える、ミトコンドリアや筋肉の働きを促進するのに役立つサプリメントを摂取するなどの方法を実行し、身体を健康に維持できるように努めましょう。

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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