iHealthCast

image image image image image image image image image image

iHealth Castの医師へのご質問やコメント、
フォローされたい方は
こちらから!

facebook  twitter  feed  newsletter

ビタミンD

ビタミンDは、近年、ニュースなどで大きく取り扱われる機会が増えている栄養素です。ビタミンDについて詳しくご存知ない方は、ビタミンDの効能が、まるで新たな惑星の発見にも匹敵する新発見であるかのような印象を受けてしまうかもしれませんが、実は、栄養志向の研究者達は、ずっと以前から、血中ビタミンD濃度を適正範囲に維持することの大切さを訴え続けてきたのです。しかし残念なことに、現在、北米地域に居住する約50%の人が、血中ビタミンD濃度(25-OH-D値)の適正範囲を下回っていることが明らかになっています。

ビタミンDの欠乏状態が多くの人に見られるようになったのには、いくつか理由が考えられます。たとえば、世界各地の保健機関では、皮膚ガンの予防のため日光を避けるように警告しています。「肌を保護しましょう」というのは、一見納得のいくアドバイスです。しかし、近年の座っている時間が長いライフスタイルや、SPF効果がある日焼け止めの使用の増加などの要因によって、ビタミンD不足のリスクが高まっている点にも注目すべきなのです。残念なことに、現在に至るまで、これらの点は十分に考慮されてきませんでした。結果として、多くの人の血中ビタミンD濃度が適正範囲以下に下がり、健康の問題に悩まされるようになったのです。

この現実は、私たちの周りを見渡せば一目瞭然です。近年では、ビタミンD欠乏症は世界各地で見られています。そして、ビタミンD不足により、前立腺ガン、乳ガン、大腸ガンなどの発症リスクが上昇すると共に、免疫力の低下による自己免疫疾患の発症リスクも上昇しているのです。

ビタミンD不足とビタミンD欠乏症は、さらに広がりつつあります。ある研究結果によると、米国のボストン地域に居住するヒスパニック系アメリカ人と黒人の若者の52%が、ビタミンD不足の状態にあると報告されています。また、米国のメイン州に居住する9歳から12歳の白人の少女の48%が、ビタミンD不足の状態であったとも伝えられています。日中、屋外で日光を浴びる機会の多い子供にビタミンD不足が見られるのであれば、内勤の人や工場の作業員などの状態は容易に想像できるのではないでしょうか。

食事に不足している栄養素全般を補いたい人は、マルチビタミン剤を摂取することが大切です。しかし、ビタミンDを十分に摂取するには、ビタミンD単体のサプリメント剤を取り入れることが必要不可欠です。ビタミンDの重要性は、次の事実からも明らかです。

  • 血中ビタミンD濃度が低いと、心疾患および全要因による死亡リスクが上昇することが、研究により報告されている
  • ビタミンDは、免疫系の健康、自己免疫疾患の予防、一部のガンの発症リスクの低減、季節性情動障害や一部のうつ病の予防に加え、丈夫な骨の形成と維持に必要とされる栄養素である
  • 世界では10億人以上の人が、ビタミンD欠乏症またはビタミンDの不足状態にあると推定されている
  • 米国およびヨーロッパ地域に居住する約40%から100%の高齢者が、ビタミンD欠乏症を発症していると推定されている
  • 更年期の女性の50%以上は骨粗鬆症の治療薬を服用しており、血中ビタミンD濃度が最適とされる値を下回っている

まとめ

ビタミンDの生成に必要とされる日光を完全に避けたり、紫外線を約99%もブロックするSPF15の日焼け止めを塗ることで、健康が全く阻害されないと考えるのは、飲用水の汚染を恐れ、水を飲まない生活を送っても、長期に渡って健康が阻害されないと考えることと同じです。

また、多くの人にとって、サプリメント剤の摂取は不可欠です。摂取開始から4~6週間後に、血中ビタミンD濃度(25-OH-D値)を再検査して、測定値が55以上に到達したかを確認すると共に、カルシウム濃度も測定することをお勧めします。医師の助言を得た上で、最高の人生を送れるような健康の基盤を整え、その維持に積極的に努めましょう。

newsletter

知って安心!
耳寄り情報

姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

医師のブログ

健康情報

記事一覧

トップへ | ホーム