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煙草の使用

喫煙や煙草類の使用は、私たちの身体の健康を阻害します。喫煙は予防可能な最大の死因であると報告されているため、近年は世界各地で、煙草の使用を控える取り組みが行われています。

現在、米国での喫煙者は全成人人口の約25%にあたる4500万人いると推定されています。しかし、喫煙は健康を損ねるものであり、米国において二次喫煙を含む喫煙による死亡率は5人に1人とされています。皮肉なことに、この死亡率は喫煙者の割合とほぼ一致しています。

また、死因を見てみると、ガンによる死亡者の30%が煙草を吸う人で占められています。そしてガン死の中では、肺ガンが特に多く見受けられます。喫煙の各種症状のうち、「死亡」は最も深刻なものですが、喫煙は、身体全体の健康を阻害するという点を認識することが大切です。

喫煙者の約半数が、次に掲げる慢性疾患の症状を抱えています:

  • ガン
  • 肺気腫
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 慢性気管支炎

また他にも、喫煙は次の疾患の発症と関連していると指摘されています:

  • 心臓病
  • 動脈瘤
  • 気管支炎
  • 白内障
  • 歯周病
  • 黄斑変性症(失明の主要因)
  • 生殖能力の低下
  • 骨粗鬆症(骨の疾患)
  • 潰瘍

皆さんの身近にこのような疾患を患っていない喫煙者がいるとすれば、それは大変「幸運」であるに過ぎません。たとえ現在、健康であったとしても、将来疾患が生じないための予防を心がけ、身体を構成する75兆個の細胞の健康を維持することは必要です。

喫煙は、寿命を縮める恐れもあります。米国の男性の喫煙者の寿命は13.2年短く、女性は14.5年短くなると推測されています。もちろん、この結果が全ての喫煙者に当てはまるとは限りませんが、場合によっては、人生の約10年もの期間が失われることを意味しているのです。

さらに注意すべきは、十代の未成年の喫煙です。統計によると、米国の中学生の8.1%、高校生の22.3%が喫煙していると報告されています。未成年者は、家族で親しみを感じる人物や尊敬している人物が喫煙している場合、その人の行動を真似する傾向があります。

喫煙は環境毒素としても知られています。煙草を吸う時、喫煙者は煙草に含まれる4000種類以上の化学物質を吸うことになります。この中で少なくとも60種類は、発ガン物質であり、肺や唾液腺を通じて血液内に吸収されます。ところが体内に吸収された発ガン物質は、喫煙者に一時の至福感を与えます。

これは煙草製品に含まれる「ニコチン」と呼ばれる化学物質による作用です。ニコチンは喫煙者の気分を高め、「もっと喫煙したい」という気持ちを引き起こします。また、喫煙行為は、感情的、社会的な繋がりを持ち始めます。これは、他の薬物中毒に見られる状態と全く変わりません。食後、社交中、運転中、ストレスを感じた時や仕事の休憩時などに「一服する」行動パターンは、喫煙者を薬物依存の状態に陥れます。

喫煙者の70%は、喫煙を止めたいと思っているが、止めることができないと告白しています。実際、禁煙成功率はわずか3%です。喫煙は、炭水化物依存症、カフェイン中毒、薬物・処方薬依存症などと同様に、依存状態から抜け出すには、多大な努力と強い意志が必要になります。

禁煙

大概、喫煙のきっかけは煙草に対する好奇心から始まります。最初は出来心から始まったものが習慣になり、依存症に至るのです。同時に、煙草に対する感情的な依存も高まり、喫煙行為がその人の生活の一部となります。禁断症状からの脱却が難しいのはこの点にあり、煙草への依存度が高い人ほど、禁煙が困難になるのです。

喫煙は、喫煙者自身のみではなく、喫煙者の周囲の人の健康を害する恐れもあります。逆を言えば、喫煙者が禁煙すると、周囲の人の健康促進にも繋がります。健康でストレスのないライフスタイルを手に入れるには、決して煙草が生活の一部になるべきではありません。

特に10代の未成年による喫煙は、深刻な影響を身体に与えると認識しましょう。息切れは喫煙者によく見られる症状の一つですが、実際に症状として現れた時は喫煙について考え直すべきでしょう。息切れの兆候は、決して魅力的で「かっこいい」ものではなく、健康が脅かされているという「警告」です。

ここに網羅した煙草の弊害を知ってもなお、禁煙が難しいと感じる場合、二次喫煙の弊害について目を向けてみましょう。二次喫煙は、喫煙と同程度の弊害を身近な人の身体に及ぼします。たとえ野外で喫煙したとしても、有害な化学物質は体液に含まれ、衣服に染み付いているため、二次喫煙の弊害を防いだわけではありません。

禁煙をお考えになっている方は、次のような禁煙グッズや禁煙を成功に導くための戦略を取り入れてみましょう。

  • ニコチンパッチ、ニコチンガム
  • カウンセリング
  • 注意転換法、回避法
  • 悪い生活習慣の排除と健康な生活習慣の採用
  • 周囲の人のサポート
  • (喫煙の誘惑に打ち勝った時に与える)自分へのご褒美
  • ストレス管理
  • 医療専門家に相談
  • 運動

臨床時によく使用される次のサプリメント剤は、喫煙を止めるための意思と忍耐力を高めるのに役立ちます。

  • テアニン
  • ビタミンB群
  • 5 HTP
  • 朝鮮人参

煙草を1本控えるごとに、体内の毒素量が低減し、血流が促進されます。このことから、禁煙がもたらす身体への良い影響が多大であることは容易に想像できます。身体全体が、再び呼吸し始めるようになり、酸素が、体内の臓器や細胞に効率よく届けられるようになります。こうして身体は再び体内に蓄積された化学物質や保存料を排出し始めます。皮膚にも栄養が行き渡り活性化され、健康を取り戻します。禁煙により、寿命を約7年も延ばすことが期待できます。

日常生活において、心身を健康に保つように心掛けることは大切です。煙草は、健康を阻害する大きな要因の1つですが、現在知られているような喫煙の弊害に関する情報が明らかになるまでには、長期に渡る研究期間を必要としました。

この研究の積み重ねにより、現在の私たちは煙草に関する正しい知識を得て、禁煙に対する意識が高まりました。禁煙には、目標を達成するための努力と強い意思が必要となりますが、視点を理想の健康状態に向けたとき、必ずしも苦労だけが浮き彫りになるとは限りません。良い展望に目を据えて進むことにより、目標に近づく事が可能になります。

まとめ

健康的なライフスタイルは、現在の悪い健康習慣を排除し、新たな習慣を取り入れることから始まります。煙草は健康障害を引き起こすため、煙草を吸う方や噛み煙草を使用している方は、止めることをお考えになった方が良いでしょう。また、お子さんがいらっしゃる方も、喫煙が家族の健康を阻害する点を考慮すると、禁煙されることをお勧めします。禁煙には、強い意思と努力が必要となりますが、健康を促進し、長寿にもつながります。

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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