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更年期

「閉経」は、女性の身体の生理的な変化により起こるもので、女性ならば誰もが経験する現象です。閉経期には、女性ホルモンの分泌量と卵巣その他の生殖器官に変化が現れ、やがて生殖機能が停止します。機能が停止します。閉経前後の期間を「更年期」と言います。 閉経期には、卵巣から分泌される卵胞ホルモン「エストロゲン」の量が徐々に少なくなり、黄体ホルモン「プロゲステロン」の分泌量も低下します。一方で、卵巣を機能させるために脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモン「卵胞刺激ホルモン(FSH)」と「黄体化ホルモン(LH)」が大量に分泌されるようになります。これらの2種類のホルモンは卵胞を刺激し、黄体を形成するためにエストロゲンに変換されます。しかし、変換されたエストロゲンは、女性の生理周期を維持する程のレベルではなく、生殖機能が終了します。 更年期障害の主な症状には次のとおりです。   • ほてり • うつ • 頭痛 • 睡眠障害 • 多汗 • 関節痛 • 手足の冷え • 集中力の欠如 • 定期的な尿路感染症   ホルモンは、女性の生殖器系の老化において重要な役割を果たします。そして、生体的な変化は、精神状態にも影響を及ぼします。また、女性が一般に持つ老化のイメージと更年期症状の発症率には、関連性があるといわれています。例えば、更年期のアメリカ人女性の多くは、ほてりや膣部の不快感など、様々な症状を自覚しています。しかし、老化や更年期に対して肯定的なイメージが存在する国々の女性には、更年期障害はほとんど見られません。この点からも、更年期にある女性自身の自己イメージやストレスが症状の発現と関係している可能性が高いと考えられます。 更年期の女性からは、不快さを訴える声がよく聞かれます。そして、この期間の不快感はストレスにより増加する可能性があります。ストレスは、病気の罹患率を高め、炎症を促進し、倦怠感を感じさせ、集中力の低下を招くなど、身体に様々な悪影響を及ぼします。したがって、長く健やかな生活を送るためのしっかりした基盤を作るには、ストレスを管理する必要があります。ストレス管理の第一歩は、無意識のうちに溜まり、社会生活を阻害する恐れのあるストレスの原因を発見することです。 ホルモン補充療法(HRT) 更年期の女性の皆さんの中には、ホルモン補充療法(HRT)の利点とリスクについて、既にご存知の方がいらっしゃるかもしれません。HRTは、時と場合によっては効果的な治療法ですが、ホルモン投与にはリスクが伴うことも報告されています。 HRTを受ける場合には、特にビタミンB群をはじめとする各種栄養素が不足しないように気を付ける必要があります。アブラナ科の野菜(ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなど)にはビタミンBが豊富に含まれているので、これらの野菜の摂取量を増やしてみると良いでしょう。また、地中海岸に生育している野菜で、同じくアブラナ科に属するケールという野菜も栄養価が高いことで知られています。野菜を直接摂取する以外の方法としては、鉄分を含まず、ビタミンB群を豊富に含む高品質のマルチビタミン剤を摂取してみても良いでしょう。 なお、ヨーロッパでは、HRT以外の方法として、ハーブを摂取する人も多くいます。中でも、ブラックコホッシュと呼ばれるエストロゲンに似た成分を含むハーブが注目されています。(注意:過去に乳ガンを患われた方や家族歴がある方は、ブラックコホッシュの摂取を開始する前にかかりつけの医師に相談してください。)また、更年期症状の緩和に効果があると言われるレッドクローバー(ムラサキツメクサ)などにも注目が集まっています。 アジアの国々では、毎日の食事に大豆を取り入れる方法が注目されています。大豆には女性ホルモン(エストロゲン)と似た化学構造を持つイソフラボンが多く含まれています。また、科学的にも、大豆がガンの発症率を低減することが分かっています。 エストロゲンとプロゲステロンは、卵巣だけでなく副腎からも分泌されており、これらの野菜やハーブには副腎の機能を促進する働きもあるため、更年期障害の緩和に大きな効果を示す場合もあります。 予防 更年期は女性にとって大切な期間であり、健康に特に気を配る必要があります。身体的な変化が起こり、女性ホルモンが減少するに伴い、乳ガン、心血管疾患、骨粗鬆症などを引き起こさないように注意しなければなりません。特に、次の点に注意してください。   • 栄養バランスの取れた食事を摂るよう心掛ける:野菜や果物を多く含む、健康的な食生活を送ることにより、抗酸化レベルを高めましょう。 • 必須脂肪酸を含む魚油やアマニ油などを適切に摂取する:必須脂肪酸は、身体で実質的にあらゆるシステムに影響を及ぼすプロスタグランジンを生産し、健康維持に欠かせないものです。しかし、体内で他の脂肪酸から合成できない為、毎日の食事によって摂取する必要があります。また、この脂肪酸は若さを保ち、身体の痛みや炎症を抑制する助けにもなります。 • 善玉菌を含む食品を摂取する:更年期には、消化器系にも負担が掛かり、様々な症状が現れる可能性があります。善玉菌を積極的に摂取することで腸内を健康に保ち、リスクを低減しましょう。 • 食物繊維を含む食物を摂取する:食物繊維には保水性があるので、スポンジのように水分を吸収し、腸管壁を掃除する役割も果たします。日常の食生活で野菜の摂取量が少なめの方は、食物繊維を含む高品質のサプリメントを取り入れてみるのも一案です。 • 高品質のマルチビタミンの摂取を検討する:基本的な代謝活動を促し、人体が最適に機能するために必要な量の栄養素を摂取している方はほとんどいないのが現状です。この現状を踏まえ、多くの著名な医療専門家が、ビタミン剤を毎日摂取するよう推奨しています。   まとめ 更年期を迎えた女性の体には、生物学的変化が生じます。女性である限り誰もが通過する期間ですが、女性自身がどのようにこの変化に対応するか、そして周囲のサポートがあるかどうかにより、実際に発現する症状には大きな個人差があります。 この期間には、加齢に伴う卵巣機能の低下によって、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量が減り、やがて月経が停止します。ホルモン量の変化に伴い、身体にも変化が現れるため、この時期を健康的に乗り越える為の対応策を知っておくことが大切です。自然療法としては、栄養素を豊富に含む野菜を食事に取り入れたり、ハーブを含むサプリメントの摂取などが考えられます。特に、大豆、レッドクローバー(ムラサキツメクサ)、ブラックコホッシュ、ビタミンB群、魚油、アマニ油、善玉菌を摂取するように心掛けると良いでしょう。そして、ストレスを感じている方は、ストレス管理計画を立て、ストレスを軽減できるようにしましょう。また、健康維持のために、気功療法などを取り入れるのも効果的です。 

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姿勢改善のコツ

  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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