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コレステロール

「コレステロール」は、体内で合成されている成分であり、脂質の消化を助ける役目、および細胞膜の統合性を維持する役目を担っています。 コレステロールがその役目を果たすには、身体の様々な部分に分布する必要があります。これを可能にするため、コレステロールはタンパク質と結合し、「リポタンパク」として血液と共に血管内を移動します。 リポタンパクは、比重の重さによって主に次の3種類に分類されており、それぞれ血管内を移動する方法、および身体に及ぼす影響が異なります。   1. 低比重リポタンパク(LDL) 2. 超低比重リポタンパク(VLDL) 3. 高比重リポタンパク(HDL)   低比重リポタンパク(LDL)と高比重リポタンパク(HDL) 低比重リポタンパク(LDL)と高比重リポタンパク(HDL)は、両方ともコレステロールを運ぶ働きをしますが、その働きは異なります。低比重リポタンパクは、移動中に血管壁に蓄積することがあり、動脈硬化の原因となる可能性があります。対して、高比重リポタンパクは、血管内に蓄積したコレステロールを回収し、分解のために肝臓に運びます。高比重リポタンパクを増加し、低比重リポタンパクを低減することが推奨されているのは、このためです。 高比重リポタンパクが運ぶコレステロールは「HDL(善玉)コレステロール」、低比重リポタンパクが運ぶコレステロールは「LDL(悪玉)コレステロール」と呼ばれています。悪玉コレステロールが多すぎると、心臓病の発症リスクが高くなることが分かっています。したがって、総コレステロール値が200以上の場合には、この値を下げる必要があります。自然療法学の分野では、総コレステロールの理想値は170以下、善玉コレステロールの理想値は50以上とされています。さらに、総コレステロールと善玉コレステロールの比率は低い方がよく、総コレステロール値を善玉コレステロール値で割して算出される比率が4.0をはるかに下回っている状態が最も理想的だとされています。 血液中に含まれるコレステロールの量が多く、抗酸化物質の量が不十分な場合、コレステロールは活性酸素によるダメージを受けやすくなります。これにより、「コレステロール分解」という脂質過酸化反応が起き、動脈硬化の症状を引き起こしたり、心筋梗塞のリスクを増加して身体にダメージを与えます。   原因 コレステロール値が問題となる要因には、遺伝に加えて次の3つが挙げられます。   1. コレステロールや硬化油・トランス脂肪酸硬化油を多く含む食品を過剰に摂取している 2. 何らかの理由により、肝機能が過剰に活発化している 3. 排泄が不十分であり、コレステロールや他の物質が腸から再吸収されている   コレステロールは、肉や卵などの動物性食品に豊富に含まれており、これらの食物を摂取することで体内のコレステロール値が増加します。また、高脂肪の食事を摂取し続けると、身体は「血中を移動しているコレステロールの収集や処理を行う必要はない」と捉えてしまいます。このようにして、悪玉コレステロールが血管壁に付着し、その量が増えるほど、心臓病の発症および症状悪化の可能性が高まるのです。 しかし、高コレステロールの要因は、動物性食品の摂取のみが理由ではありません。例えば、肉をほとんど食べないにも関わらず、コレステロール値が高い人もいます。このような場合、原因としては、加工された炭水化物あるいは脂質の多い食物の過剰摂取が考えられます。身体は、加工・精製された炭水化物(例:白砂糖)や、脂っこい食物(例:揚げ物)を、毒素として捉えます。そして、体内で処理されたこれらの食物は、最終的に脂肪になります。脂溶性の毒素は活性酸素によるダメージを受けやすいため、心臓病の発症リスクを高める可能性があります。悪玉コレステロールと活性酸素の増加が、心臓病の発症率を高めるのです。   予防 日常の食生活においては、脂肪分の摂取量に関わらず、十分な量の食物繊維を摂取するように心掛けることが大切です。食物繊維は、体内でスポンジのような働きをし、余分なコレステロールの再吸収を防ぎます。したがって、食物繊維を豊富に含む新鮮な野菜、果物、豆類(特に干しエンドウやヒラマメなど)の摂取量を増やし、多種の穀物を含むパンやシリアルを選ぶようにすると良いでしょう。また、悪玉コレステロールを減らす効果のあるオメガ3脂肪酸を含むアマニの粉末を加えることも推奨されています。その他、日頃の食事に、水銀やポリ塩化ビニル(PCB)を含まない魚油を取り入れてみるのも良いでしょう。 総合的な健康促進の観点からは、老廃物、毒素、コレステロールなどの不要物を体内から取り除くために、1日に2~3回の排泄が望ましいと言えます。便秘が続くと、毒素が再吸収されてしまうので注意が必要です。 また、運動はコレステロール値を下げ、総コレステロールと善玉コレステロールの比率を適正に保つために役立つことが分かっています。研究によると、定期的な運動は、善玉コレステロールを増加する効果があると報告されています。さらに、運動はストレスも軽減してくれ、ストレスが減ると悪玉コレステロール値も低下します。 なお、コレステロール値を下げるためにスタチンを服用している方、特に服用量が多い方は、スタチンによってコエンザイムQ10が失われるという研究結果が多数報告されていることに注意してください。スタチンを服用する場合には、コエンザイムQ10のサプリメント剤を摂取すると良いでしょう。コエンザイム10は抗酸化物質であり、免疫機能をサポートし、心臓にとって必要不可欠な栄養素です。 また、単に健康を維持するだけでなく、身体が最高の状態で機能するために必要な量の栄養を正しく摂取している人は、ほとんどいないのが事実です。このため、著名な医療専門家の多くが、高品質なマルチビタミンを日常の生活に取り入れるよう推奨しています。   まとめ コレステロール値の高低は、食生活と遺伝的要因によって決まります。善玉コレステロールは、体内の悪玉コレステロールの処理を助ける働きを持ちます。悪玉コレステロールの蓄積は、脂肪や炭水化物の過剰摂取が原因となっていることがあります。これらの食物は、消化器官を通って処理され、脂肪分子が分解されて、体外に排出されます。しかし、脂肪が適切に分解されず、身体に溜まった不要物を取り除くことができないと、コレステロールが蓄積されることになります。そして、この状態が深刻な循環器疾患に繋がる場合もあります。 したがって、消化器系の機能を適切に維持するために、日頃から食物繊維を多く含む健康的な食生活を送り、定期的に運動するように努めましょう。健康的な食生活により抗酸化物質の摂取量を増やすことができますが、さらに万全を期して抗酸化物質を含むサプリメント剤を摂るようにすると良いでしょう。

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  • 1.猫背にならないように気をつけましょう。胸を張り、あごを引いて、うつむかず、常に良い姿勢を維持することを意識しながら行動しましょう。

  • 2.頭を糸で天井に向かって引っ張られているイメージを持つことにより、正しい姿勢が作りやすくなります。

  • 3.長時間座って仕事をする方は、時々立ち上がり、ストレッチをしたり、手足を振りましょう。

  • 4.体幹トレーニングを日課として取り入れましょう。体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

  • 5.人間工学設計の枕や固めのマットレスは、寝ている間にも良い姿勢を保つ上で役立ちます。

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