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筋力強化および免疫力の向上にビタミンD3

ビタミンDは、日光浴をするだけで、体内で合成されるユニークなビタミンです。このように簡単に摂取できるのであれば、ビタミンD不足にはならないと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。まず、現代人はほとんどの時間を屋内で過ごしているため、ビタミンDを十分に合成するだけの日光を浴びていません。さらにSPFを含む日焼け止めや化粧品を使用すると、ビタミンDの合成能力が90%以上低下します。このために大多数の人々はビタミンD不足になっています。

私は、患者の体内ビタミンDレベルの目標値を最低55ng/mlに定めています。これは臨床検査基準値の中間値に相当します。夏に身体が蓄積してきたビタミンDが、秋や冬になると激減してインフルエンザなどの病気に感染するリスクが高まる傾向が見られる事から、私は長年、免疫力を高めるためにビタミンDの摂取を患者に勧めてきました。

2016年6月、筋力強化に関する文献で、ビタミンD3の補充と体力強化との間に新たな相関関係が見つかったことを報告しています。これは私にとって意義ある研究内容でした。オレゴン州に住む私の患者の多くは、ビタミンDを摂取する一方、冬になると屋内ジムなどで運動を行って、健康を維持しているからです。この研究により、私の主張はさらに裏付けされた形となりました。

私が検討した6つの調査研究のうち、3つはビタミンD3の補充を実施していました。これは私が患者に勧めている処置と一致しています。これらの研究は、ビタミンD3を補充することで、筋力の改善が見られたと報告しています。

この内1つの研究で、ビタミンD3を補充した後、大腿四頭筋の筋力が約19%増強されたと報告しています。ほとんどの研究者が「コーチ、スポーツ栄養士、トレーナーや医療スタッフなどは、年間を通して(特に冬の間)スポーツ選手の血中ビタミンD濃度をモニターする必要がある」と勧めています。具体的に言えば、最適の筋力を引き出すには、血清25(OH)D濃度を40 ng/ml以上に高めることが良いようです。スポーツチームのプログラムに、ビタミンD濃度のルーチン検査を組み込むことを私は勧めます。スポーツ選手の25(OH)D濃度が20 ng/ml以下になった場合、その選手は、8~12週間、もしくは25(OH)D濃度が正常値に戻るまで、毎日少なくとも2000 IUのビタミンD3を補充する必要があります。

私は臨床医として、少なくとも年に一度のビタミンD値測定を行うことは欠かせないと思っています。私は通常、夏が終わる頃にスポーツ選手の患者と普通の患者のビタミンD値を測定して、最低基準である55 ng/mlを達成しているかどうかを確認します。寒く、暗くて湿っぽい季節にビタミンDを定期的に補充しないと、免疫力および筋力が急落するからです。

著者:クリス・メレティス博士


参考文献:
Schwalfenberg GK. Mol Nutr Food Res. 2011;55(1):96–108.
Chiang CM, et al. J Strength Cond Res. 2016 Jun 28.

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